LGの32UK550-Bレビュー。

2022年9月10日土曜日

4Kモニター

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LGの「32UK550-B」モニターディスプレイのレビューをお送りします。

「32UK550-B」のスペック構成をはじめとして、メリット・デメリットの検証なども行っていきます。



「32UK550-B」レビュー


「32UK550-B」のスペック構成をのせます。

32UK550-B スペック

  • 31.5インチ
  • 解像度:4K(3840×2160)
  • 応答速度:4ms
  • リフレッシュレート:60Hz
  • VAパネル 視野角(水平・垂直ともに178°)
  • HDR10対応 300cd/㎡
  • FreeSync
  • ブラックスタビライザー
  • DAS(Dynamic Action Sync)モード
  • 入力端子:HDMI×2,DisplayPort×1
  • 内蔵スピーカー(5W×2)
  • ピボット/高さ調整 110mm

インチ
:15インチ。持ち運べるノートパソコンくらいの大きさ。
:20インチ。持ち運ぶには大きい。テレビ用としては小さい。
:25インチ。テレビ用としても使える。一般的なモニターサイズ。
:30インチ。一人で扱うとしたら大きい。
:40インチ。大きい。テレビとしても結構大きい。
:50インチ。超大きい。ブルジョワ感。

31.5インチ。32UK550-Bは結構大きい。


解像度(数値が大きいほど綺麗)
:4K(3840×2160,YouTubeの2160p)
:WQHD(2560×1440 あるいは 3440×1440ワイド版,YouTubeの1440p)
:フルHD(1920×1080,YouTubeの1080p)
:HD(1280×720p,YouTubeの720p)

4K画質です。
フルHD画質とは別次元の映像美を体験できます。


応答速度(ms,数値が少ないほど速い)
:1~5ms 速い。ゲーミングモニターとして最適。
:5~10ms まあ速い。
:10ms以上 ゲーミングモニターとしては不足していると感じることがある。

4ms。32UK550-Bはゲーミングモニターとしても最適


リフレッシュレート(Hz,数値が大きいほどヌルヌルに動く)
:30Hz 遅い
:60Hz ゲーミングモニターの基準。
:100Hz 速い。ヌルヌル。
:144Hz 凄い。超速いが100Hzとの違いがよく分からない。

60Hz。ゲーミングモニターの基準値。4K画質のモニターは多くが、60Hzが限界です。60Hz以上の4Kモニターは価格が数倍に跳ね上がり、20万円以上します。


パネル
:IPS 視野角が広い。応答速度は低いものが多い。高額。
:VA 応答速度も視野角も他パネルの中間。値段も中間。
:TN 視野角が狭い。応答速度は高い。安い。

VAパネルですが、視野角はIPSなみの178°。
応答速度も申し分ありません。


HDR(High Dynamic Range,ハイ・ダイナミックレンジ)
:画質の輝度が高い。
従来のSDR「Standard Dynamic Range(スタンダード・ダイナミックレンジ)」よりも明暗の差が大きくなります。
 数値で示すと、 HDR = 10の5乗(cd/m²) SDR = 10の3乗(cd/m²) で、100倍の差。
 夕焼けの鮮やかさ(明)から、世闇の深み(暗)まで、SDRと比べると雲泥の差です。
 鑑賞が主な用途なら、HDR対応の4Kモニターにしておきたい。

HDRの質はそれほどでもありません。300cd/㎡は、この価格帯では優れた輝度ですが、HDRを本格的に実感したいなら500cd/㎡は欲しい。
HDR技術そのものが発展途上なので、しょうがない部分ではありますね。


FreeSync
:画面のずれ、カクつきを軽減 。
 モニターは一定の速度で映像を書き換えますが、ゲームが出力する映像の書き換え速度は一定ではありません。
そのため、ゲームから出力された映像とモニターが出力する映像のタイミングにずれが生じ、画面のずれやカクつきが発生します。
FreeSync技術に対応したGPU/APUとモニターを合わせて使用し、タイミングを同期させ、スムーズで滑らかな映像を実現しています。

4Kモニターは高額なので、こういった機能は標準装備が普通です。
32UK550-Bにも搭載されています。


ブラックスタビライザー
:暗くて見えづらい場所を明るくして見えやすくする機能。

暗い部分の明度を感知して、自動で見えやすくしてくれます


DAS(Dynamic Action Sync)
:映像をよりリアルタイムに
 映像を画面に出力する工程を減らしすことで、遅延を最小限に抑える機能。

ゲームプレイ時に真価を発揮します。


入力端子
:HDMI
現在の標準的なバージョンは「HDMI 2.0」と「HDMI 2.0a」。
最大解像度は4Kである4096×2160。
HDMI 1.4:4K(リフレッシュレート30Hz)に対応
HDMI 2.0:4K(リフレッシュレート60Hz)に対応。理論値は120Hzまで可能。

HDMI2.0×2。
4K/60Hzに対応したHDMIが2つあります。2つとも高品質のHDMI2.0なのは嬉しい。


:Display Port
最大144Hzのリフレッシュレートに対応している。
DisplayPort 1.4が144Hzに対応しています。
1.3以下のモデルは120Hz以下です。
4Kモニターでは60Hzが限界。
4Kモニターとしてなら、どちらでも問題ありません。

DisplayPort 1.2。4K/60Hzまで可能。


内蔵スピーカー
5W×2

最高音質ではないですが、十分にきれいな音質です。
よほど音質にこだわる方でなければ、満足する質のスピーカー。


ピボット/高さ調整
110mm。11cmですね。

調整幅は決して多くはないですが、高さ調整はできないモニターのほうが多いのでありがたいです。

もっと自由に高さや角度を調整したい方は、専用のアームが必要です。


「32UK550-B」外観、組み立て


2:15~ 開封。一番上にモニター。中に付属部品。

ロシア語で、字幕からしか言葉を理解できませんが、外観は字幕が無くても分かりやすく伝わってきます。


「32UK550-B」評価

「32UK550-B」の評価をのせています。

否定的な意見、肯定的な意見の両方をのせています。


購入を考えている方

評価とは関係ありませんが、欲しいとつぶやいている人が多かったのでご紹介。
需要無かったら申し訳ないです。



お手頃価格になったといっても、4kモニターは安いものでも4万円ほどはするので、購入するか悩みますよね。



Dellの「U3219Q」モニターは、安価な4Kモニターより軒並み高性能ですね。値段が10万円するので当然なのですが。
・超広視野角
・HDR 輝度が400cd/㎡
・フレームレス
・高さ調整可能で回転もできる
などの上位性能があります。

LGの「32UK550-B」はコストパフォーマンス重視の4Kモニターなので、性能面で上を見るといくらでもありますね。
性能以上に値段が跳ね上がりますが。



PHILIPSの「328P6VUBREB/11」は値段が1万円ほど上がりますが、輝度が400cd/㎡あります

HDR機能の効果をより強く体験したい方は、1万円ほど多く出費して「328P6VUBREB/11」を選ぶのも有力な選択肢ですね。
応答速度など他の性能も問題ありません。



「27UD58-B」は同じメーカーであるLGの27インチ4Kモニター。
値段はほぼ同じ。
「27UD58-B」はIPSパネルですが、応答速度は5msで輝度は250cd/㎡と「32UK550-B」に少し劣ります。



「32UK550-B」と「ET322QKwmiipx」の値段はほぼ同じ。どちらも非常に人気が高いですね。

2017年11月「ET322QKwmiipx」発売
2018年9月  「32UK550-B」発売

違いとしては、「32UK550-B」のほうが内蔵スピーカーの音が大きい。付属品にHDMIケーブルが付いている(ET322QKwmiipxはDisplayportのみ。Displayportは32UK550-Bにもついている)。

後に発売された分だけ、少しだけ「32UK550-B」のほうがお得な感じです。
インチ数と応答速度と輝度は同じです。パネルもVA。


メリット

購入された方の意見をのせていきます。
メリット・デメリット両方のせます。



応答速度は5msでも人間の知覚限界レベルの速度なので、1msも4msも違いはほとんどわからないですね。



色が綺麗というのは、公式サイトの「鮮やかでリアルな色再現 10bitの映像信号処理に対応。デジタルシネマ規格の色空間DCI-P3のカバー率95%を実現。」という箇所でしょうか。

正直、VAパネルなのでIPSパネルに比べると、斜めから見たときの色が少し変色して見えますが、VAパネルの中では影響が小さい。

あと、正面から見たときの色はIPSに劣らず本当にきれいです。
この方はそれをおっしゃっているのかと思います。

4Kモニターは色域も広いものが多い。
この32UK550-Bも素晴らしいです。



ここ数年で4Kモニターは急速に普及しています。
その理由はやはり4Kモニター全体の低価格化。
一昔前はどんなに安くても10万円前後しましたが、今は5万円以下で4Kモニターが入手できます。
品質も良好ですね。



反応速度に関しては、応答速度は4msでゲーミングモニターとしても全く問題なしですが、フレッシュレートを60Hz以上求める場合だと、解像度を下げるか、予算をもっと高く見積もる必要がありますね。

フレッシュレートが高いと、動作がヌルヌルになります。



10インチアップはかなりインパクトが大きそうですね。



真ん中の一番大きなモニターがそうですね。


「32UK550-B」総評

LGの4Kモニターディスプレイ「32UK550-B」は、31.5インチサイズのモニターとしては低価格で性能も高く、非常にお買い得です。

品切れも頻繁に起こるので、買い逃さないようにしたいです。

残り品数が常に表示される程度に、いつも品薄

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