Acerの4Kモニター「ET322QKwmiipx」のレビューをお送りします。
「ET322QKwmiipx」のスペック構成をはじめ、メリット・デメリットの検証なども行っていきます。
目次[非表示]
Acer「ET322QKwmiipx」レビュー
スペック
- 31.5インチ
- 応答速度:4ms
- リフレッシュレート:60Hz
- 解像度:4K(3840×2160)
- VAパネル 視野角(水平,垂直ともに178°)
- HDR10対応
- FreeSync
- 入力端子:HDMI2.0×2,DisplayPort1.2×1
インチ
:15インチ。持ち運べるノートパソコンくらいの大きさ。
:20インチ。持ち運ぶには大きい。テレビ用としては小さい。
:25インチ。テレビ用としても使える。一般的なモニターサイズ。
:30インチ。一人で扱うとしたら大きい。
:40インチ。大きい。テレビとしても結構大きい。
:50インチ。超大きい。ブルジョワ感。
ET322QKwmiipxは31.5インチ。
ゲーム用のモニターとしては最適な大きさですが、デスクトップ用モニターでネットサーフィンや動画鑑賞用としては少々大きい。
最低でも1mは離した環境での利用がオススメ。
応答速度(ms,数値が少ないほど速い)
:1~5ms 速い。ゲーミングモニターとして最適。
:5~10ms まあ速い。
:10ms以上 ゲーミングモニターとしては不足していると感じることがある。
4msなので速いです。
ET322QKwmiipxはゲーミングモニターとしても最適。
リフレッシュレート(Hz,数値が大きいほどヌルヌルに動く)
:30Hz 遅い
:60Hz ゲーミングモニターの基準。
:100Hz 速い。ヌルヌル。
:144Hz 凄い。超速いが100Hzとの違いがよく分からない。
60Hz。ゲーミングモニターの基準値です。
4Kモニターはほぼ全てが60Hz。
60Hz以上のリフレッシュレートをもつ4Kモニターは一気に値段が跳ね上がり、20万円以上します。
解像度(数値が大きいほど綺麗)
:4K(3840×2160,YouTubeの2160p)
:フルHD(1920×1080,YouTubeの1080p)
:HD(1280×720p,YouTubeの720p)
4K画質。
ET322QKwmiipxの目玉は、32インチという画面サイズの4K画質にもかかわらず、値段が5万円以下というところです。
パネル
:IPS 視野角が広い。応答速度は低いものが多い。高額。
:VA 応答速度も視野角も他パネルの中間。値段も中間。
:TN 視野角が狭い。応答速度は高い。安い。
VAパネル。
応答速度(4ms)も視野角(水平,垂直178°)も平均値以上。
HDR(High Dynamic Range,ハイ・ダイナミックレンジ)
:画質の輝度が高い。
従来のSDR「Standard Dynamic Range(スタンダード・ダイナミックレンジ)」よりも明暗の差が大きくなります。
数値で示すと、 HDR = 10の5乗(cd/m²) SDR = 10の3乗(cd/m²) で、100倍の差。
夕焼けの鮮やかさ(明)から、世闇の深み(暗)まで、SDRと比べると雲泥の差です。
鑑賞が主な用途なら、HDR対応の4Kモニターにしておきたい。
花火などがより大迫力で見ることができます。
ただし、HDRに対応しているゲームソフトじゃないと、ただ白っぽく発光しているだけにしか見えないので注意。
ソフト次第ですね。
動画では非常に活躍し、美麗な映像を届けてくれます。
FreeSync
:画面のずれ、カクつきを軽減 。
モニターは一定の速度で映像を書き換えますが、ゲームが出力する映像の書き換え速度は一定ではありません。
そのため、ゲームから出力された映像とモニターが出力する映像のタイミングにずれが生じ、画面のずれやカクつきが発生します。
FreeSync技術に対応したGPU/APUとモニターを合わせて使用し、タイミングを同期させ、スムーズで滑らかな映像を実現しています。
ゲーミングモニターとして考えている方には、嬉しい機能。
最近の4Kモニターには、標準搭載されている機種が多く、ET322QKwmiipxも例にもれず搭載されています。
入力端子
:HDMI
現在の標準的なバージョンは「HDMI 2.0」と「HDMI 2.0a」。
最大解像度は4Kである4096×2160。
HDMI 1.4:4K(リフレッシュレート30Hz)に対応
HDMI 2.0:4K(リフレッシュレート60Hz)に対応
ET322QKwmiipxは2.0で4K/60Hz。
:Display Port
最大144Hzのリフレッシュレートに対応している。
DisplayPort 1.4が144Hzに対応しています。
1.3以下のモデルは120Hz以下です。
ET322QKwmiipxのDisplayPortは1.2。
4K/60Hzまでです。
「ET322QKwmiipx」発売当初の情報。今は?
2017年11月発売されたAcerモニター「ET322QKwmiipx」。当時の情報のツイートや、現在の「ET322QKwmiipx」についての説明です。
【おかげさまで大人気!】— 日本エイサー(Acer Japan) 初音ミクコラボモデル予約受付中 (@AcerJapan) 2018年3月24日
31.5型4K解像度モニタ「ET322QKwmiipx」#HDR10 対応で明暗部分もくっきり表示される優れもの。大迫力で高精細な映像でお楽しみください。#Acerモニター #Acer #ディスプレイ #LCD #4K https://t.co/vMczH3Felk pic.twitter.com/4dnY097bGx
販売元のAcer公式のツイート。
2017年11月までさかのぼってみましたが、ツイート内容は似たのようなものだったので、ここから引用させていただきました。
【ムム!結構価格粘ってますね❗】acer ET322QKwmiipx ¥52,980(税込) 超人気のHDR4K対応の31.5"VAパネルの液晶モニターです。HDR4K Blu-rayはその他にも必要な装備がありますが普通のこのクラスの4K液晶モニターではかなり頑張ってますねー🎵 pic.twitter.com/68pRuybIGR— PC DIY SHOP FreeT (@PCDIYFreeT) 2018年4月2日
セール情報。
2018年のもので値段は5万2千円。
現在は、それから1万円ほど値下がりしています。
このブログでは、数年前のモニターでもコスパがよければ紹介しているので、このようなケースは多いです。
☆周辺機器☆人気のHDR10対応4K液晶モニタ好評発売中! Acer ET322QKwmiipx 税抜54,800円 31.5型/解像度3840x2160/HDMI2.0x2,DisplayPort1.2x1 パソコン用としてだけではなくPlaystation4Proなど4K/HDR対応ゲーム機用としても人気です #ソフマップ #4Kモニタ pic.twitter.com/FFwvefwHoE— ソフマップゲーミングPC総合 (@sofmap_Gaming) 2018年3月16日
発売してから1年以上経つ現在でも、ET322QKwmiipxは4Kのゲーミングモニターとして高い人気を誇ります。
「ET322QKwmiipx」評価
Acerモニター「ET322QKwmiipx」の評価をのせています。否定的な意見、肯定的な意見の両方をのせています。
否定的な意見(デメリット)
デメリットと、要望もあります。デメリットの意見を探していたら、一緒に要望をつけている方が多かったですね。
32インチのPC用4KディスプレイはAcerもLGもBenQもHDMIが2つしかなくて、3つぐらいつけて欲しいところ。あと、AcerのET322QKwmiipxはHDRをONにすると白っぽくなるなどのトラブルがあるみたいで、安いHDR対応ディスプレイは鬼門という印象がある。BenQもHDR対応だけどどうなんだろ— 加野瀬未友 (@kanose) 2018年3月31日
複数のゲーム機や、動画配信サービス用、Fire stick用、録画用など3つ以上の用途で使われたい方のようですね。
1つのHDMIから複数のHDMIに繋げられる「HDMI分配器」が必要ですね。
HDMI分配器は2千円ほどで入手できます。
上記ツイートに該当する方は、モニターだけでなくHDMI分配器も一緒に購入すると便利。
HDR機能は、この価格帯だとHDR対応のゲームソフトや動画でしか真価を発揮できません。
現状では非対応のソフトが多いです。
非対応ソフトでも良好なHDR体験がしたい方は、もっと高価な4Kモニターが必要になってきます。
値段の目安は20万円以上。
BenQも安いモニターを発売することで有名ですが、5万円以下というこET322QKwmiipxと同じ価格帯だとHDR機能も同じと考えていいです。
エイサーの4K HDR10モニタ「ET322QKwmiipx」の感想1— ミーシャ@クソAIMでOW (@MISHAKUMA) 2017年12月25日
ここがだめ
・操作ボタンが後ろでリモコン無し
・カーソル移動用のスティックがあるけど、スティック押し込みが決定
・つまり何か設定しようとしたときの誤爆度高くてイライラ度が半端ない
・PC接続からHDMIへの切り替えも背面ボタンで面倒くさい
リモコンがないので、利便性ではリモコン有りのモニターにどうしても劣りますね。
誤爆しやすいというのはどうなのでしょう。
モニターで確認しながら行えるので、個人的にはそこまでイライラするのかなという感じです。人それぞれですね。
エイサーの4K HDR10モニタ「ET322QKwmiipx」の感想2— ミーシャ@クソAIMでOW (@MISHAKUMA) 2017年12月25日
ここはまぁ・・・
・VAパネルだけどものすごくすごく斜めから見ない限りは・・・
・初期設定のままだとHDR10が無効だからGoW4が白かった
・なんか全体的に明るすぎませんか?
この方も仰っている通り、VAパネルだけどIPSパネルと同等の視野角の広さがあります。
明るすぎると感じるのは、4KモニターはフルHDモニターと比べて輝度が高いからですね。HDR搭載だと輝度は高いですが、設定で落とせます。
肯定的な意見(メリット)
肯定的な意見をのせています。値段の安さと、視野角の広さに魅力を感じる方が多いです。
エイサーのET322QKwmiipxは4K・HDR対応のモニターとしてだけなら同サイズの他製品のよりも安めなのでオススメ— 全手動卵割り機&全手動カカポ割り機 (@BIXQnu7lFJ8hkDY) 2019年4月14日
発売から1年以上経ちますが、32インチ・4K・HDRモニターでは、ET322QKwmiipxが最安です。
ビックでET322QKwmiipxがランキング1位になってて草— レンハイム (@renhaimu) 2018年1月23日
ていうか在庫が永遠と取り寄せになってる
去年買っといてよかったわ
初めてVAディスプレイにしたけどもうTNには戻れん
TNパネルに戻れないというのは、恐らくは視野角の広さからくる言葉だと思います。
ET322QKwmiipxの視野角は水平・垂直ともに178°。IPSパネル並みの広さがあるので。
メリット・デメリット両方
メリットとデメリットの両方に触れている方の意見をのせています。2:00~ デザインがいい。
3:50~ スピーカーは音が小さく、音楽を頻繁に楽しみたいなら、スピーカーやヘッドフォンが必要。
7:30~ HDR機能はついているが、輝度は300。この価格帯のHDRは、それほど凄くない。HDR機能を期待するなら、もっと高価なモニターが必要。
8:50~ このモニターはグッドチョイス。
足が大きいのは、モニターが32インチあるからという理由が大きいです。
この大きさのモニターで小さな机だと、仮に置けたとしても近すぎて目が痛くなります。
スピーカーかヘッドフォンがあると、YouTubeなどでの音楽鑑賞の質が上がります。
このスピーカー・ヘッドフォンは、よほど音にこだわる方でない限り、数千円ほどの安いもので十分です。
モニターの背面には、ヘッドフォンなどを掛けるためのスティックが付属しています。
HDRの有無だけで考えると、その効果は大きいのですが、10万円以上するような高額モニターのHDRと比べると、劣っていると言わざるをえません。
このET322QKwmiipxはコストパフォーマンスが売りなので、機能性でより上を求めると値段が跳ね上がってしまう。
3:25~ PS4 Proでの操作性は素晴らしい
4:10~ XBox Oneもいい。
6:10~ ピクチャーインピクチャー(動画主のイチ押し機能)
7:40~ このモニターは魅力的
ピクチャーインピクチャーとは、ひとつの画面に小さく別の画面を表示することで、両方の画面を同時に表示させておけるようにする表示法のこと。
この価格帯で、ピクチャーインピクチャーが付いているモニターはET322QKwmiipxを除いては他にありません。
1:20~ モニターサイズや足のサイズなどの外装説明。
2:30~ 色域が素晴らしい。視野角もいい。VAパネルだが、IPS並みの視野角の広さ。
4:00~ モニター裏のボタンの説明。
6:00~ このモニターがあれば特別な週末を楽しめる。
視野角の広さと色域の広さが特にいいと言及されていました。
あと、動画の締め方が格好いいですね。
ちなみに、紹介した3つの動画では、いずれも最後には良い4Kモニターと言っていますが、高評価している動画だけを紹介したわけではなく、アップされている動画がいずれもET322QKwmiipxを高く評価していた感じです。
ゲーミングモニターがいいのか— HISAWO@Re:ゼロが打ちたいパチスロ生活 (@hisawo_dqx_ff14) 2019年5月20日
ff14 のグラフィックがいいのか
色味は前のモニターより断然いいけど音はクソ(別スピーカー使うから問題はない
acer 4k wqhd ET322QKwmiipx pic.twitter.com/X6gz6z0Smg
音質を求めるなら、スピーカーもしくはヘッドフォンが必須ですね。
カスタマイズ
モニターの他に、付属部品を別途購入して、より快適に使用されている方のツイートを引用しています。昨日31.5インチのモニタ(ET322QKwmiipx)をHPのアーム(BT861AA)に取り付けた。— えと (@eto9) 2018年4月17日
カタログスペック上は24インチまでなんだけど、エルゴトロンのXLのOEMなので全然いけた。良かったーーー
24インチのアームでも大丈夫なのは凄いですね。
私はどちらかというとマニュアル人間で、このような試し方はしたことがないので、このような情報をのせてくださる方はありがたいですね。
ET322QKwmiipxを今日注文しようと思う。PS4 proを買ったのでついに我が家にも4kモニタが必要になったからだ。グラボは今後もAMD製じゃなくゲフォにするが、まぁFPSしないからいいだろう。だが、残念ながら置くスペースが今はない。ということでL字のPCデスクも買おう— はる太郎 (@kensakuharu) 2018年8月9日
32インチのモニターだと、専用のデスクを購入する方は多いですね。
L字デスクはその代表格。
個人的な経験則ですが、LGデスクは1万円以下だと足元がぐらつくという、一番根本の部分が駄目な場合が多い。
L字デスクなら1万5千円ほどは見積もったほうがいい。
あと、組み立て作業が思いのほか大変なので、電動ドライバーもあったほうが楽です。
1000円ほどでもありますが正直パワーが弱い。
電動ドライバーは使える機会が多いので、5000円ほどのミドルクラスの品質がほしいところです。
プレゼント用にも
人に送るのはもちろんですが、日ごろの自分の頑張りに対してのプレゼントとしても素晴らしいですよね。一足早い自分へのXmasプレゼント🤗PlayStation 4 Pro ジェット・ブラック 2TB— ZAIN NEO (@ZAIN_419864) 2018年12月21日
ゼンハイザー ゲーミングヘッドセット GSP 500
ASTRO アストロ MixAmp Pro TR ミックスアンプ PS ブラック
Acer モニター ディスプレイ ET322QKwmiipx 31.5インチ/VA/4K/DisplayPort v1.2/HDR Ready対応/AMD Free Sync pic.twitter.com/WBT3CvEeqU
この方の注文しているミックスアンプは、ゲーム用で真価を発揮するタイプですね。
このミックスアンプがあると、ゲームごとに違う音量の大きさも数秒で調整できますし、ボイスチャットとゲーム音のバランス調整も可能。
まとめ:「ET322QKwmiipx」は32インチ4Kモニターの最高コスパ
Acerモニター「ET322QKwmiipx」は、32インチの4Kモニターでは一番人気があります。電量販店ではもちろん、Amazonや楽天などのネット通販でも売り切れることがしばしば。
ET322QKwmiipxって型番の4Kモニター欲しくなったんだけど— 🐗こたやっこ@令和元年生まれ (@journey4113) 2018年1月28日
人気すぎてどこも在庫がない(*꒪꒫꒪)チーン
この方のツイートは2018年のものですが、ET322QKwmiipxはAmazon・楽天など通販サイトでは今でも人気ランキング上位にいつもいます。
欲しいときに手に入らなかったという事態を防ぐためにも、在庫があるなら早めの購入を心がけておくといいかもしれません。