AcerモニターET322QKwmiipxレビュー。デメリットが怖い?

2022年9月10日土曜日

4Kモニター

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Acerの4Kモニター「ET322QKwmiipx」のレビューをお送りします。

「ET322QKwmiipx」のスペック構成をはじめ、メリット・デメリットの検証なども行っていきます。



Acer「ET322QKwmiipx」レビュー

Acerモニター「ET322QKwmiipx」のスペック構成をのせます。

スペック

  • 31.5インチ
  • 応答速度:4ms
  • リフレッシュレート:60Hz
  • 解像度:4K(3840×2160)
  • VAパネル 視野角(水平,垂直ともに178°)
  • HDR10対応
  • FreeSync
  • 入力端子:HDMI2.0×2,DisplayPort1.2×1

インチ
:15インチ。持ち運べるノートパソコンくらいの大きさ。
:20インチ。持ち運ぶには大きい。テレビ用としては小さい。
:25インチ。テレビ用としても使える。一般的なモニターサイズ。
:30インチ。一人で扱うとしたら大きい。
:40インチ。大きい。テレビとしても結構大きい。
:50インチ。超大きい。ブルジョワ感。

ET322QKwmiipxは31.5インチ。
ゲーム用のモニターとしては最適な大きさですが、デスクトップ用モニターでネットサーフィンや動画鑑賞用としては少々大きい。
最低でも1mは離した環境での利用がオススメ。


応答速度(ms,数値が少ないほど速い)
:1~5ms 速い。ゲーミングモニターとして最適。
:5~10ms まあ速い。
:10ms以上 ゲーミングモニターとしては不足していると感じることがある。

4msなので速いです。
ET322QKwmiipxはゲーミングモニターとしても最適。


リフレッシュレート(Hz,数値が大きいほどヌルヌルに動く)
:30Hz 遅い
:60Hz ゲーミングモニターの基準。
:100Hz 速い。ヌルヌル。
:144Hz 凄い。超速いが100Hzとの違いがよく分からない。

60Hz。ゲーミングモニターの基準値です。
4Kモニターはほぼ全てが60Hz。
60Hz以上のリフレッシュレートをもつ4Kモニターは一気に値段が跳ね上がり、20万円以上します。


解像度(数値が大きいほど綺麗)
:4K(3840×2160,YouTubeの2160p)
:フルHD(1920×1080,YouTubeの1080p)
:HD(1280×720p,YouTubeの720p)

4K画質。
ET322QKwmiipxの目玉は、32インチという画面サイズの4K画質にもかかわらず、値段が5万円以下というところです。


パネル
:IPS 視野角が広い。応答速度は低いものが多い。高額。
:VA 応答速度も視野角も他パネルの中間。値段も中間。
:TN 視野角が狭い。応答速度は高い。安い。

VAパネル。
応答速度(4ms)も視野角(水平,垂直178°)も平均値以上。


HDR(High Dynamic Range,ハイ・ダイナミックレンジ)
:画質の輝度が高い。
従来のSDR「Standard Dynamic Range(スタンダード・ダイナミックレンジ)」よりも明暗の差が大きくなります。
 数値で示すと、 HDR = 10の5乗(cd/m²) SDR = 10の3乗(cd/m²) で、100倍の差。
 夕焼けの鮮やかさ(明)から、世闇の深み(暗)まで、SDRと比べると雲泥の差です。
 鑑賞が主な用途なら、HDR対応の4Kモニターにしておきたい。

花火などがより大迫力で見ることができます。
ただし、HDRに対応しているゲームソフトじゃないと、ただ白っぽく発光しているだけにしか見えないので注意。
ソフト次第ですね。
動画では非常に活躍し、美麗な映像を届けてくれます。


FreeSync
:画面のずれ、カクつきを軽減 。
 モニターは一定の速度で映像を書き換えますが、ゲームが出力する映像の書き換え速度は一定ではありません。
そのため、ゲームから出力された映像とモニターが出力する映像のタイミングにずれが生じ、画面のずれやカクつきが発生します。
FreeSync技術に対応したGPU/APUとモニターを合わせて使用し、タイミングを同期させ、スムーズで滑らかな映像を実現しています。

ゲーミングモニターとして考えている方には、嬉しい機能。
最近の4Kモニターには、標準搭載されている機種が多く、ET322QKwmiipxも例にもれず搭載されています。


入力端子
:HDMI
現在の標準的なバージョンは「HDMI 2.0」と「HDMI 2.0a」。
最大解像度は4Kである4096×2160。
HDMI 1.4:4K(リフレッシュレート30Hz)に対応
HDMI 2.0:4K(リフレッシュレート60Hz)に対応

ET322QKwmiipxは2.0で4K/60Hz。

:Display Port
最大144Hzのリフレッシュレートに対応している。
DisplayPort 1.4が144Hzに対応しています。
1.3以下のモデルは120Hz以下です。

ET322QKwmiipxのDisplayPortは1.2。
4K/60Hzまでです。


「ET322QKwmiipx」発売当初の情報。今は?

2017年11月発売されたAcerモニター「ET322QKwmiipx」。

当時の情報のツイートや、現在の「ET322QKwmiipx」についての説明です。



販売元のAcer公式のツイート。
2017年11月までさかのぼってみましたが、ツイート内容は似たのようなものだったので、ここから引用させていただきました。



セール情報。
2018年のもので値段は5万2千円。
現在は、それから1万円ほど値下がりしています

このブログでは、数年前のモニターでもコスパがよければ紹介しているので、このようなケースは多いです。



発売してから1年以上経つ現在でも、ET322QKwmiipxは4Kのゲーミングモニターとして高い人気を誇ります。


「ET322QKwmiipx」評価

Acerモニター「ET322QKwmiipx」の評価をのせています。

否定的な意見、肯定的な意見の両方をのせています。

否定的な意見(デメリット)

デメリットと、要望もあります。
デメリットの意見を探していたら、一緒に要望をつけている方が多かったですね。



複数のゲーム機や、動画配信サービス用、Fire stick用、録画用など3つ以上の用途で使われたい方のようですね。

1つのHDMIから複数のHDMIに繋げられる「HDMI分配器」が必要ですね。
HDMI分配器は2千円ほどで入手できます。
上記ツイートに該当する方は、モニターだけでなくHDMI分配器も一緒に購入すると便利。


HDR機能は、この価格帯だとHDR対応のゲームソフトや動画でしか真価を発揮できません
現状では非対応のソフトが多いです。
非対応ソフトでも良好なHDR体験がしたい方は、もっと高価な4Kモニターが必要になってきます。
値段の目安は20万円以上。

BenQも安いモニターを発売することで有名ですが、5万円以下というこET322QKwmiipxと同じ価格帯だとHDR機能も同じと考えていいです。



リモコンがないので、利便性ではリモコン有りのモニターにどうしても劣りますね。
誤爆しやすいというのはどうなのでしょう。
モニターで確認しながら行えるので、個人的にはそこまでイライラするのかなという感じです。人それぞれですね。


この方も仰っている通り、VAパネルだけどIPSパネルと同等の視野角の広さがあります
明るすぎると感じるのは、4KモニターはフルHDモニターと比べて輝度が高いからですね。HDR搭載だと輝度は高いですが、設定で落とせます。


肯定的な意見(メリット)

肯定的な意見をのせています。

値段の安さと、視野角の広さに魅力を感じる方が多いです。



発売から1年以上経ちますが、32インチ・4K・HDRモニターでは、ET322QKwmiipxが最安です。



TNパネルに戻れないというのは、恐らくは視野角の広さからくる言葉だと思います。
ET322QKwmiipxの視野角は水平・垂直ともに178°。IPSパネル並みの広さがあるので。


メリット・デメリット両方

メリットとデメリットの両方に触れている方の意見をのせています。


1:05~ モニタースタンドで、高さは調整できないが、角度は前後に5度調整可能。モニターを支える足が大きいので、机は充分な大きさである必要がある。
2:00~ デザインがいい。
3:50~ スピーカーは音が小さく、音楽を頻繁に楽しみたいなら、スピーカーやヘッドフォンが必要。
7:30~ HDR機能はついているが、輝度は300。この価格帯のHDRは、それほど凄くない。HDR機能を期待するなら、もっと高価なモニターが必要。
8:50~ このモニターはグッドチョイス。


足が大きいのは、モニターが32インチあるからという理由が大きいです。
この大きさのモニターで小さな机だと、仮に置けたとしても近すぎて目が痛くなります。

スピーカーかヘッドフォンがあると、YouTubeなどでの音楽鑑賞の質が上がります。
このスピーカー・ヘッドフォンは、よほど音にこだわる方でない限り、数千円ほどの安いもので十分です。

モニターの背面には、ヘッドフォンなどを掛けるためのスティックが付属しています。

HDRの有無だけで考えると、その効果は大きいのですが、10万円以上するような高額モニターのHDRと比べると、劣っていると言わざるをえません。

このET322QKwmiipxはコストパフォーマンスが売りなので、機能性でより上を求めると値段が跳ね上がってしまう



 1:15~ 背面のボタンの説明(電源ボタン、起動方法、設定など)
 3:25~ PS4 Proでの操作性は素晴らしい
 4:10~ XBox Oneもいい。
 6:10~ ピクチャーインピクチャー(動画主のイチ押し機能)
 7:40~ このモニターは魅力的

ピクチャーインピクチャーとは、ひとつの画面に小さく別の画面を表示することで、両方の画面を同時に表示させておけるようにする表示法のこと。

この価格帯で、ピクチャーインピクチャーが付いているモニターはET322QKwmiipxを除いては他にありません



1:00~ 4Kモニターの標準機能はすべて備えている。(HDR、FreeSync、応答時間など)
1:20~ モニターサイズや足のサイズなどの外装説明。
2:30~ 色域が素晴らしい。視野角もいい。VAパネルだが、IPS並みの視野角の広さ。
4:00~ モニター裏のボタンの説明。
6:00~ このモニターがあれば特別な週末を楽しめる。

視野角の広さと色域の広さが特にいいと言及されていました。

あと、動画の締め方が格好いいですね。

ちなみに、紹介した3つの動画では、いずれも最後には良い4Kモニターと言っていますが、高評価している動画だけを紹介したわけではなく、アップされている動画がいずれもET322QKwmiipxを高く評価していた感じです。



音質を求めるなら、スピーカーもしくはヘッドフォンが必須ですね。


カスタマイズ

モニターの他に、付属部品を別途購入して、より快適に使用されている方のツイートを引用しています。



24インチのアームでも大丈夫なのは凄いですね。
私はどちらかというとマニュアル人間で、このような試し方はしたことがないので、このような情報をのせてくださる方はありがたいですね。



32インチのモニターだと、専用のデスクを購入する方は多いですね。

L字デスクはその代表格。
個人的な経験則ですが、LGデスクは1万円以下だと足元がぐらつくという、一番根本の部分が駄目な場合が多い。

L字デスクなら1万5千円ほどは見積もったほうがいい

あと、組み立て作業が思いのほか大変なので、電動ドライバーもあったほうが楽です。
1000円ほどでもありますが正直パワーが弱い。
電動ドライバーは使える機会が多いので、5000円ほどのミドルクラスの品質がほしいところです。


プレゼント用にも

人に送るのはもちろんですが、日ごろの自分の頑張りに対してのプレゼントとしても素晴らしいですよね。



この方の注文しているミックスアンプは、ゲーム用で真価を発揮するタイプですね。
このミックスアンプがあると、ゲームごとに違う音量の大きさも数秒で調整できますし、ボイスチャットとゲーム音のバランス調整も可能


まとめ:「ET322QKwmiipx」は32インチ4Kモニターの最高コスパ

Acerモニター「ET322QKwmiipx」は、32インチの4Kモニターでは一番人気があります。

電量販店ではもちろん、Amazonや楽天などのネット通販でも売り切れることがしばしば



この方のツイートは2018年のものですが、ET322QKwmiipxはAmazon・楽天など通販サイトでは今でも人気ランキング上位にいつもいます。

欲しいときに手に入らなかったという事態を防ぐためにも、在庫があるなら早めの購入を心がけておくといいかもしれません。

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