I-O DATA【EX-LD4K271DB】レビュー! モニターを徹底評価

2022年9月10日土曜日

4Kモニター

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I-O DATAモニター「EX-LD4K271DB」のレビューをお送りします。

「EX-LD4K271DB」のスペック構成はもちろん、メリット・デメリットの検証なども行っていきます。



I-O DATA「EX-LD4K271DB」レビュー


「EX-LD4K271DB」のスペック構成をのせます。

EX-LD4K271DB スペック

  • 27インチ
  • 応答速度:5ms
  • リフレッシュレート:60Hz
  • 解像度:4K(3840×2160)
  • ADSパネル 上下左右178°
  • HDR10対応
  • FreeSync
  • 入力端子:HDMI×3,DisplayPort×1

インチ
:15インチ。持ち運べるノートパソコンくらいの大きさ。
:20インチ。持ち運ぶには大きい。テレビ用としては小さい。
:25インチ。テレビ用としても使える。一般的なモニターサイズ。
:30インチ。一人で扱うとしたら大きい。
:40インチ。大きい。テレビとしても結構大きい。
:50インチ。超大きい。ブルジョワ感。

EX-LD4K271DBは27インチ
一人用として快適なサイズですが、複数人でも使えるサイズ。
ADSパネルで視野角も広いため、見えづらくなることも滅多にないです。


応答速度(ms,数値が少ないほど速い)
:1~5ms 速い。ゲーミングモニターとして最適。
:5~10ms まあ速い。
:10ms以上 ゲーミングモニターとしては不足していると感じることがある。

5ms。速いです。EX-LD4K271DBはFPSなどのコンマ1秒が勝敗を分けるゲームでも快適。


リフレッシュレート(Hz,数値が大きいほどヌルヌルに動く)
:30Hz 遅い
:60Hz ゲーミングモニターの基準。
:100Hz 速い。ヌルヌル。
:144Hz 凄い。超速いが100Hzとの違いがよく分からない。

EX-LD4K271DBは60Hz
4Kモニターは基本的に60Hzです。

ゲーミングモニターとしても60Hzは快適な数値だからという理由もありますが、4K画質で60Hz以上のモニターは一気に値段が跳ね上がる(20万円以上する)ため、ほとんど浸透も普及もしていない現状があります。


解像度(数値が大きいほど綺麗)
:4K(3840×2160,YouTubeの2160p)
:フルHD(1920×1080,YouTubeの1080p)
:HD(1280×720p,YouTubeの720p)

4K。フルHD画質とは世界が違います


パネル
:IPS 視野角が広い。応答速度は低いものが多い。高額。
:VA 応答速度も視野角も他パネルの中間。値段も中間。
:TN 視野角が狭い。応答速度は高い。安い。

ADSパネルはIPSパネルと同じと考えて大丈夫です。
IPSというのはジャパンディスプレイ社及びLG Display社の商標なので、その他の液晶パネルメーカーが生産するIPS方式の液晶パネルはIPSという表記で販売することができないんです。
性能の差はまったくありません。


HDR(High Dynamic Range,ハイ・ダイナミックレンジ)
:画質の輝度が高い。
従来のSDR「Standard Dynamic Range(スタンダード・ダイナミックレンジ)」よりも明暗の差が大きくなります。
数値で示すと、 HDR = 10の5乗(cd/m²) SDR = 10の3乗(cd/m²) で、100倍の差。
夕焼けの鮮やかさ(明)から、世闇の深み(暗)まで、SDRと比べると雲泥の差です。
鑑賞が主な用途なら、HDR対応の4Kモニターにしておきたい。


FreeSync
画面のずれ、カクつきを軽減 。
モニターは一定の速度で映像を書き換えますが、ゲームが出力する映像の書き換え速度は一定ではありません。
そのため、ゲームから出力された映像とモニターが出力する映像のタイミングにずれが生じ、画面のずれやカクつきが発生します。
FreeSync技術に対応したGPU/APUとモニターを合わせて使用し、タイミングを同期させ、スムーズで滑らかな映像を実現しています。


入力端子
:HDMI
現在の標準的なバージョンは「HDMI 2.0」と「HDMI 2.0a」。
最大解像度は4Kである4096×2160。
HDMI 1.4:4K(リフレッシュレート30Hz)に対応
HDMI 2.0:4K(リフレッシュレート60Hz)に対応

HDMIが3本あるのは珍しいです。多くのパネルは2本なので。
ただし、4K/60Hzが可能なHDMI2.0は1本だけ
他の2本はHDMI1.4で4K/30Hzまでしか出ません。

:Display Port
最大144Hzのリフレッシュレートに対応している。
DisplayPort 1.4が144Hzに対応しています。
1.3以下のモデルは120Hz以下です。
4Kモニターでは60Hzが限界。
4Kモニターとしてなら、どちらでも問題ありません。

Display Port1.2。4K/60Hzまで対応しています


EX-LD4K271DBとKH2750V-UHDの違いは?

I-O DATAモニターの「EX-LD4K271DB」にはまったく同じなのに名前だけが違う「KH2750V-UHD」があります。
本体性能も付属ケーブルも保証機関などもすべてが同じ。

ではなぜ違うのか。

それは販路が違うからです。

タイトルにもある「EX-LD4K271DB」はAmazonや楽天などのネット通販用、「KH2750V-UHD」はTSUKUMO、EDION、ソフマップなどの実店舗用です。

ただし実店舗のほうは、ネットでも購入できます。

この記事では、「EX-LD4K271DB」「KH2750V-UHD」という2つの名前がでてきますが、内容は全く同じです。

片方が売り切れでももう片方は残っていることがあるので、両方の商品リンクをのせています。
もしよろしければご利用ください。


I-O DATA「EX-LD4K271DB」評価

「EX-LD4K271DB」の評価をのせています。

否定的な意見、肯定的な意見の両方をのせています。



「EX-LD4K271DB」をtwitterで言及されている方はほとんどいらっしゃらなかったですね。

KH2750V-UHDでも同様ですが、KH2750V-UHDだとAmazon以外の会社が頻繁にツイートしてらっしゃいました。
消費者がKH2750V-UHDでツイートしているのはさらに少なかったです。

YouTubeにいたってはKH2750V-UHDで検索しても出てくるのは、EX-LD4K271DBばかり。
200件ほどさかのぼっても名前がドンピシャなのは1件だけでした。

検索結果も「EX-LD4K271DB」と「KH2750V-UHD」だと全く違ったので、少しもったいない気がしますね。
評価が分散して、知名度は上がりづらい。



1:05~ 開封と組み立て。
2:35~ MacとDisplayportでつなぐ。
3:40~ モニターで輝度やHzの調整。
7:15~ Fire TVとつなぐ。
8:53~ 内蔵スピーカーで実際に音を出す。

Macを愛用されているYouTuberの方の動画です。
Macでの利用方法の説明が大半を占めますが、EX-LD4K271DBの外観や調整方法、画質や音質をとても正確に伝えてくださっています

4Kモニターとしては非常に低価格で、汎用性が高くMacやFire TVでの利用も簡単。



PCゲームだけでなく、PS4のようなコンシューマー機器(ゲーム専用機器)との相性も抜群です。



予定していなかったのに購入してしまうくらいに、EX-LD4K271DBのコストパフォーマンスの高さは魅力的です。



モニターの性能で最も差を感じるのは、画質ですよね。
4KモニターとフルHDモニターの違いは、最初に見たときは本当にびっくりします

EX-LD4K271DB デメリット

スタンドはあまり安定していないという不満が散見されました。
ただ、じっと置いているだけでグラグラするということはありません。
何かの拍子にぶつかったら、だいぶ揺れるという感じです。

他は、不具合による不良品をひいたというものがありますが、これは液晶モニターのような電気機器ではどうしても起こりえることですね。



1:05~ 部品説明と組み立て。
5:05~ カーソルの追尾がマウスよりだいぶ遅れるという不満点が。カクカク。この動画には続きがあります。


使用していたケーブルが4K/30Hzまでしか対応していないものを使用されていたようです。
displayport1.2で接続しなおしたら解決されたとのこと。

フルHDモニター時代のHDMIを使ったりすると、HDMI1.4など4K/30Hzまでしか対応していない場合があるので、注意する必要がありますね

私も昔、それに気づかずに長い間使用していたことがあるので、思わず頷いていました。
この方は異変に気付いて、すぐに対処されたようで何より。



27UK600‐WはこのEX-LD4K271DBよりも1万円以上高額な4Kモニターですね。

オクというのはオークションのことでしょう。
中古品で入手しようかと考えていらっしゃるようです。

この方もおっしゃっているように、4K・HDR・ADS(IPS)パネル搭載の27インチモニターとしてはこのモデルが最安クラス


これ以上のモニターを求めるなら、中古で買うか、予算を増やすしかないです。


ちなみに、27UK600‐Wは輝度が350cd/㎡、EX-LD4K271DBの輝度は250cd/㎡。
100cd/㎡優れています。

輝度が高いと、HDRにしたときの迫力がさらに大きくなります。

EX-LD4K271DB メリット・購入したい方の意見も

コスパに優れた機種であることを前提にしたツイートがありました。

使用用途も参考になるのでご紹介します。


スタッタリングは俗に言うカクツキのことです。
映像が途中でカクッカクッと一瞬止まったようになる現象です。

ティアリングは1つの画像の中に複数フレームの画像が描画されてしまい、映像が途中で左右にずれたように見える現象のことです。

スタッタリングもティアリングも、パソコンやPS4proなどに搭載されているGPU(グラフィックボード)の性能によってもだいぶ変わってくるので、一概にそうとは言えないです。
しかし少なくともデメリットにはなりません。



デュアルモニターとは、2つのモニターを同期して、1つのモニターのように扱うことですね。
横幅が大きく増えるので、作業効率が段違いによくなります


I-O DATAモニター「EX-LD4K271DB」は買いなのか?

販売店のツクモによるツイートです。
もちろん、商品ですから素晴らしい商品だとツイートしますが、これはどこまで本当でしょう。

フリッカーレス、ブルーリダイレクション、HDR10は4Kモニターとしては普通です。
上記ツイートで明確に言えるこのモニターの強みは、入力端子の多さですね。

入力端子が多いと、同時にできることが増えます。

ちなみに「HDMI分配器」を使えば、もっと入力端子の数を増やせます。



LGの27UK650、850シリーズは、高品質ですが、EX-LD4K271DB(KH2750V-UHD)よりも値段が3万円ほど高くなります。
7万円台中盤。


27インチのコスパ最良機種が、EX-LD4K271DB。
品切れになることも多いので、お求めはお早めに。

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